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Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド
リリース6.0
B25770-02
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PassThrough

この属性は、TimesTenのCache Connectコンポーネントとともに使用します。

この属性では、TimesTenデータ・ストアにおいてのみ実行されるSQL文、およびOracleデータベースに渡されるSQL文を指定します。TimesTenの機能であるCache Connectの詳細は、『Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド』およびこのマニュアルの「CREATE CACHE GROUP」を参照してください。

準備されたPassThroughコマンドを実行する場合、Oracleの依存オブジェクトのスキーマが準備後に変更されていないと想定しています。スキーマによってPassThroughコマンドが変更されている場合は、Oracleで予期せぬ結果が発生する可能性があります。

設定

PassThroughは次のように設定します。

CまたはJavaプログラム
、あるいはUNIX ODBC.INIファイル
PassThrough
0: SQL文はTimesTenに対してのみ実行されます。
1: INSERT、DELETE、UPDATEおよびDDL以外の文がTimesTenで構文エラーを生成する場合、またはこれらの文で参照されている1つ以上の表がTimesTenに存在しない場合、INSERT、DELETE、UPDATEおよびDDL以外の文が渡されます。対象の表がTimesTenで見つからない場合、すべてのINSERT、DELETEおよびUPDATE文が渡されます。DDL文は渡されません。
2: 1と同じ動作に加え、READONLYのキャッシュ・グループ表に対して実行されたすべてのINSERT、UPDATEおよびDELETE文が渡されます。
3: COMMIT、ROLLBACK、SAVEPOINT以外のすべてのSQL文と、オプティマイザ・フラグを設定または取得するTimesTen組込みプロシージャが渡されます。
Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ
「PassThrough」リスト
0: SQL文はTimesTenに対してのみ実行されます。
1: INSERT、DELETE、UPDATEおよびDDL以外の文がTimesTenで構文エラーを生成する場合、またはこれらの文で参照されている1つ以上の表がTimesTenに存在しない場合、INSERT、DELETE、UPDATEおよびDDL以外の文が渡されます。対象の表がTimesTenで見つからない場合、すべてのINSERT、DELETEおよびUPDATE文が渡されます。DDL文は渡されません。
2: 1と同じ動作に加え、READONLYのキャッシュ・グループ表に対して実行されたすべてのINSERT、UPDATEおよびDELETE文が渡されます。
3: COMMIT、ROLLBACK、SAVEPOINT以外のすべてのSQL文と、オプティマイザ・フラグを設定または取得するTimesTen組込みプロシージャが渡されます。

PassThrough機能を使用する場合、いくつかの制限を考慮する必要があります。次の制限があります。

READONLYキャッシュ・グループでのPassThroughのINSERT、UPDATEおよびDELETE処理の結果は、トランザクションがコミットされた後、および次のAUTOREFRESHが完了した後にのみ反映されます。